CASE STUDY

施工事例

プジョー 508SW 僅かな歪み除去  その②

施工前プジョー 508SW施工前の画像
施工後プジョー 508SW施工後の画像
車種
プジョー 508SW
施工内容
リヤ左クォーターのヘコミ修理

GARAGE TRUEからのコメント

プジョー 508SW リヤ左クォーターのPDR

ご紹介する内容は、僅かな歪み除去その②です。
お車はプジョー 508SW ヘコミの場所はリヤ左クォーターパネルになります。
新潟市よりご来店いただきました。

お車のヘコミを確認していきます。景色を映した写真画像ではちょっとわかりずらい、むしろわからなと思います。大きいラインボードを使って映し出します。そうするとラインが崩れているのがハッキリとわかります。修復前修復後を比べると明らかです。ヘコミの状態を表現すると、ふわ~っとした浅いヘコミです。
手持ちのラインボードでも写真だとわかりずらいので今回はなしにしました。

景色での確認

大きいラインボードで確認

修復後

このラインボードの公開処刑なかなかハードルが高いんですよね。わかりやすい分仕上がりに対するレベルが上がり...職人魂と言うべきか毎回全力です。
で、今回ちょっと線が「ん?」て思うところを感じた方もいらっしゃるかもです。基本的には揃っているので問題はないですが...それにはちょっとしたお車の事情があります。

左右で比較してみます。先ずは右側の新車時のままの写真です。
パネルのプレス製造過程に出来てしまうゆがみ・ひずみ、車体組み付け時の溶接等による歪みによるものです。ラインボードの凄い所です。真っ直ぐなラインが等間隔で並んでいるのでズレがあると直ぐ分かります。

2枚目が今回施工した写真で、出来る限り同じようにと...正直なところ非常に難しいです。そして車両の構造上これが限界でした。職人としてはきっちり左右差なしで仕上げたいところですが、物理的に不可能なこともあります。
ただ、ラインのズレでいくとリペアした側の方がキレイに揃っているので仕上りは問題ありません。

お客様からご確認していただき問題なければ施工終了です。

ご依頼ご来店頂きありがとうございました。

僅かな歪み除去に関して

今回のようなヘコミは小さくあっという間に修復出来て簡単なんじゃないかと思われがちですが、ここまで仕上げるのも技術がなければ不可能です。前回のお車(日産 セレナ 僅かな歪み除去 その ①)より小さく、極わずかなヘコミでも基準を用いて修復しているので目指すクオリティーは同じです。この仕上りを揃えて提供していくことも重要・大切と考えている当店は、出張にて施工もしていますが、この仕上りを提供するためには技術は当然のことながら施工環境も重要です。
ヘコミへのアクセスが良く問題なく修復可能な場合であっても、環境が厳しい状況だとこの基準に仕上げることが出来ない、また施工時間がかかったりとご迷惑をおかけしてしまいます。ですので極力ご来店していただくことが望ましく今回この様にご紹介いたしました。
ほんの僅かな歪みで景色では確認できないレベルでも常に統一した仕上り、より新車時に近い状態を提供したいと思っていますのでご理解をいただけたらと思います。
また、ラインボード非対応の仕上がりで良いという方においては割引対応もしておりますので、お気軽にお申し付けください。

仕上がりレベルの高い修復をお望みの方は、是非一度お近くの『米国Vale社ペイントレス・デントリペア国際技術ライセンス』取得技術者のいるお店へご相談されることをお勧めいたします。